この時期が旬のオクラは、粘り気と表面の産毛が特徴の緑黄色野菜です。

ビタミン・ミネラル・食物繊維など栄養価も高く、夏バテ防止や免疫力アップにも効果が期待できる食材です。

オクラに含まれる水溶性のビタミン・ミネラルは水に溶けやすい性質があるので、栄養価を失わないためには、茹でるより電子レンジによる調理がおすすめです。

 

＜オクラに含まれる栄養・効能＞

・ペクチン

食物繊維の一種であるペクチンもオクラのネバネバ成分のひとつです。

血糖値やコレステロール値の上昇を抑える働きがあります。

・β-カロテン

体内で必要量に応じてビタミンAとなり働きます。

抗酸化作用や粘膜を丈夫にして免疫力を高める効果があります。

・カリウム

体内の塩分を排出する働きがあるため、高血圧予防に効果的です。

・カルシウム

骨や歯の形成に必要な栄養素です。

オクラ100gあたり、92㎎のカルシウムが含まれています。牛乳に含まれるカルシウムが100gあたり110mgなので、オクラは野菜として、多くのカルシウムを含んでいます。

・葉酸

細胞の生産や再生を助ける働きがあるため、とくに胎児の発育においては重要で、妊婦さんにおては重要な栄養素です。

 

＜美味しいオクラの見分け方＞

・鮮やかな緑色をしているもの
・産毛が密生しているもの
・ヘタが変色していないもの
・大きすぎないもの