血糖がコントロールできない状態で妊娠すると、流産や、胎児に先天奇形を合併しやすくなります。高血糖が胎児に及ぼす影響を防ぐ為に、妊娠前に血糖コントロールを良くする事が重要です。
実は女性ホルモン(エストロゲン)はインスリンの作用効果にも影響を与えています。エストロゲンはインスリンの効きを良くし、プロゲステロンは効きを悪くすると考えられています。生理が終了してしばらく、つまりエストロゲンが上昇する「卵胞期」は、血糖値は低めになります、また生理前の2週間程度、プロゲステロンが上昇する「黄体期」は血糖値が上昇しやすくなります。
エストロゲンの分泌が減少するとインスリンが効きづらくなり(インスリン抵抗)、「卵胞期」に血糖値が上昇してしまい、質の良い卵子が育むのが難しいくなロのです。
デンマークのオーフス大学病院による2型糖尿病におけるたんぽぽの生理学的効果に関する論文が発表されました。
中国では伝統的に2型糖尿病及び肝臓疾患にタンポポが薬として使用されており、ロシア、インド、トルコ、メキシコでもタンポポは2型糖尿病の予防や民間薬として使用されてきました。
これまで、数々のたんぽぽと2型糖尿病の治療および予防におけるその可能性に関する研究結果が発表されていますが、デンマークのオーフス大学病院による2型糖尿病におけるタンポポの生理学的効果に関する論文では、タンポポの抗糖尿病性、化学成分構成、2型糖尿病におけるそれらの潜在的な作用機序など、タンポポと2型糖尿病の治療および予防における可能性が要約されています。
2型糖尿病の主要な病因は、インスリン分泌とインスリン感受性の調節異常であり、これが高血糖と2型糖尿病、血管疾患の発症を引き起こす可能性があります。
タンポポのチコリ酸、タラキサステロール、クロロゲン酸、セスキテルペンラクトンなどの生理活性化学成分が抗糖尿病作用を持つ可能性があること、タンポポ抽出物が膵臓β細胞でのインスリン放出を刺激し、結果として高血糖の影響を抑制する可能性があること、また、マウスにおいてタンポポ葉の抽出物が脂質蓄積の大幅減少とインスリン感受性の改善をもたらすことが示されてます。
タンポポの2型糖尿病における薬理学的、生理学的、生化学的目がニズムの調査において、更に広範なin vitro ,in vivo,及び臨床研究が必要であるとしながらも、タンポポには抗高血糖、抗酸化、抗炎症作用がある為重要な抗糖尿病植物と考えており、糖尿病を調節するための医薬品、栄養補助食品、機能性食品への使用において大きな可能性を秘めていると結論付けています。
欧米では春先に解毒目的でタンポポサラダを食べる習慣があります。タンポポにはビタミンA、C、D、E、B、イノシトール、レシチン、鉄、マグネシウム、ナトリウム、カルシウム、ケイ素、銅、リン、亜鉛、マンガンなどのミネラルに加えて、細胞を酸化や細胞損傷から保護するβーカロチンが豊富に含まれています。ポリフェノールの濃度は茎よりも花と葉が高いので、タンポポサラダは健康維持にお勧めの逸品です。
ご相談、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。
サプリメントサポートセンター
〒650-0021
神戸市中央区三宮町1-1-2 三宮セントラルビル4階 英ウィメンズクリニック内
TEL&FAX:078-391-8821