まぐろの栄養価

本マグロの中トロのお刺身と箸のクローズアップ。

  • 赤身

    マグロの赤身は、ヘルシーな食材として知られています。
    なぜなら、脂分の多いトロに比べるとカロリーは3分の1程度に抑えられ、良質なタンパク質が豊富に含まれているからです。
    他の食材と比較すると、100g当たりのタンパク質含有量では牛肉や豚肉を上回っています。

    マグロの赤身に多く含まれているセレンは、人の必須栄養素の一つでタンパク質と結合することで吸収されるという特徴がある成分です。
    セレンは、細胞を傷つける活性酵素を体内から除去する力である抗酸化力が強いため、免疫力の向上や老化の防止などの効果が期待できます。

  • トロ

    トロには、不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが赤身よりも多く含まれているのが特徴です。
    不飽和脂肪酸は、魚や植物に多く含まれており、体内では合成することができない脂肪酸なので、摂取する必要があります。
    DHAには、脳細胞を活性化させて情報の伝達を上げる働きがあるといわれているため、学習能力の向上や認知症の改善などの効果が期待できるでしょう。

    EPAには、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らして血流をよくする働きがあり、動脈硬化や高血圧などの予防に効果的。
    さらに、トロにはビタミン類も豊富に含まれており、特に脂溶性であるビタミンA・D・Eの含有量が多いのが特徴です。

  • 血合い

    血合いに多い栄養成分は、タウリンや鉄分、ビタミンEが挙げられます。
    肝機能を高める働きがあり、コレステロールの代謝を促進する作用にも注目が集まっています。

    鉄分には、貧血を予防する効果が期待できるでしょう。
    ビタミンEは、肩こり・腰痛の改善や美肌作りに効果的な成分です。

     

     

    <栄養豊富なマグロを食べる際の注意点とは>

    妊婦さんは量に注意!

    大型の魚は食物連鎖の関係で水銀がとり込まれているため、たくさん食べることでお腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があることが知られています。

    以下は注意が必要なマグロの種類と目安の量です。

    <注意が必要なマグロの種類と量>
    ・ミナミマグロ(インドマグロ):週に160g程度まで
    ・クロマグロ(本マグロ):週に80g程度まで
    ・メバチマグロ:週に80g程度まで

    ※マグロを組み合わせて食べる場合は、たとえばメバチマグロ40g+クロマグロ40gが1週間の上限量となります

    食べ過ぎには気を付けましょう!

    1日の適量はおよそ50g(刺身5切れ分)が目安です。
    これは食事バランスガイドを参考にした量となっています。

    多少前後したり、たまにたくさん食べたりするのは問題が少ないと考えられますが、毎日続けてたくさん食べるのは控えたほうがよいでしょう。

     

     

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