原始卵胞

原始卵胞とは、卵巣の中に存在する最も初期の未成熟な卵子のことです。
胎児のときにお母さんのおなかの中でつくられますが、生まれた後も数は増えることなく、年齢とともに自然に減少し続け、枯渇すると閉経を迎えます。 

原始卵胞の基本的な特徴

    • いつ作られるか: お母さんのおなかの中にいる胎児期(妊娠5ヶ月頃)に最大で約500万〜700万個まで増えますが、出生時には約200万個に減少し、初経を迎える頃には約30万個にまで減少します。
    • 構造: 1つの未成熟な卵子が、顆粒膜細胞と呼ばれる平らな細胞の層に包まれた状態で卵巣の皮質に存在しています。 

減少と発育のメカニズム

    • 止まることのない減少: 原始卵胞は妊娠中や授乳中、ピルを使用している時期などに関係なく、年齢とともに常に一定のペースで自然死滅(アポトーシス)していきます。30代半ばでは数万個程度にまで減ります。 
    • 発育への道のり: 毎月の生理周期が始まると、いくつかの原始卵胞が目を覚まして発育を開始します。約半年〜数ヶ月かけて「一次卵胞」「二次卵胞」へと成長し、その中から最終的に1個だけが「成熟卵胞」となって排卵されます。 

原始卵胞と年齢の関係

卵子は年齢とともに老化すると言われますが、これは「原始卵胞の状態で数十年もの間、卵巣の中でずっと年齢を重ねている」ことを意味しています。
そのため、年齢が上がるにつれて染色体異常などのリスクが高くなり、妊娠しにくくなる要因の一つとなります。 
原始卵胞の数(卵巣の予備能)は血液検査(AMH検査)によってある程度推測することができ、不妊治療の現場などで活用されています。

 

 

 

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