脂肪肝を詳しく💡

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態です。放置すると肝硬変や肝がんへ進行する恐れがありますが、初期段階なら食事や運動などの生活習慣の改善で十分に元の健康な状態へ戻すことができます。 

⚠️ 脂肪肝の主な原因

脂肪肝は「お酒をたくさん飲む人」だけの病気ではありません。実は飲酒をしない人や、一見やせ型の人にも増えています。 
  • 食べすぎ・飲みすぎ(糖質や脂質の過剰摂取)
  • 運動不足(消費しきれなかったエネルギーが脂肪になる)
  • アルコールの過剰摂取(アルコールが肝臓での脂肪合成を促す)
  • メタボリックシンドローム(肥満、糖尿病、脂質異常症など) 

💡 改善のポイント

脂肪肝の治療・改善の基本は「生活習慣の改善」です。 
  1. 体重の5〜10%減量:現在の体重から数キロ落とすだけでも肝機能は大きく改善します。 
  2. 食事の見直し
    • ご飯やパン、麺類などの炭水化物(糖質)や、甘いジュースを控える
    • 揚げ物やスナック菓子などの脂質を減らす。
    • 青魚(EPA・DHA)や大豆製品、野菜を積極的に摂る。 

  3. 適度な運動:1日30分程度の早歩きなどの有酸素運動を習慣にする。 
  4. お酒を控える:休肝日を週に2日以上設け、適量を守る。 

🔍 検査と診断

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、脂肪肝の段階では自覚症状がほとんどありません。 
  • 血液検査:AST(GOT)やALT(GPT)などの数値を確認。
  • 腹部エコー(超音波)検査:肝臓に脂肪が溜まっているか画像で確認。

 

 

 

脂肪肝は、肝細胞の30%以上に中性脂肪が溜まった状態を指します。放置すると炎症が起き、最終的には肝硬変や肝がんへと進行するリスクがあるため、早期の対策が重要です。
脂肪肝の「2つのタイプ」「進行プロセス」「具体的な食事・運動法」についてさらに詳しく解説します。

1. 脂肪肝の2つのタイプ

脂肪肝は、原因によって大きく2つに分類されます。
  • アルコール性脂肪肝 (ASH):長年の多量飲酒が原因です。
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD/MASLD):お酒をほとんど飲まない人に起こる脂肪肝です。食べすぎ、運動不足、肥満、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が背景にあります。近年は「MASLD(代謝異常関連脂肪性肝疾患)」とも呼ばれます。

2. 放置した場合の進行プロセス

脂肪肝の恐ろしさは、自覚症状がないまま病気が進行することにあります。
【脂肪肝】(肝細胞に脂肪が溜まった状態。まだ戻せる)
    ↓
【脂肪肝炎 (NASH/MASH)】(脂肪だけでなく、肝臓に「炎症」が起きて細胞が壊れ始める)
    ↓
【肝硬変】(炎症が続き、肝臓が繊維化してカチカチになり、元に戻らなくなる)
    ↓
【肝がん】(肝硬変の組織からがんが発生するリスクが高まる)

※非アルコール性であっても、約10〜20%の人は「脂肪肝炎(NASH/MASH)」へと進行し、肝硬変のリスクに晒されます。

3. 数値で見る脂肪肝のサイン(健康診断)

血液検査で以下の数値が基準値を超えている場合、脂肪肝のリスクが疑われます。

項目 特徴と脂肪肝での傾向
ALT (GPT) 主に肝臓に存在する酵素。脂肪肝ではASTよりALTが高くなることが多いです。
AST (GOT) 肝臓や筋肉にある酵素。ALTとともに上昇します。
γ-GTP アルコールや肥満で上昇しやすい酵素。お酒を飲まないのに高い場合は肥満由来の可能性があります。


4. 今日からできる具体的な改善策

🥗 食事の「質」を変える
  • 「主食」を賢く選ぶ:白米や食パンを、玄米、もち麦、全粒粉パンに変えると血糖値の上昇を抑えられます。
  • 果糖(フルクトース)を避ける:果物やジュースに含まれる果糖は、ダイレクトに肝臓で脂肪に変わりやすいため、夜間のフルーツや清涼飲料水は控えましょう。
  • 食物繊維を先に食べる:毎食、野菜やキノコ、海藻類から箸をつけることで、脂質や糖質の吸収を緩やかにします。
🏃‍♂️ 効果的な「運動」を取り入れる
  • 有酸素運動+筋肉トレ:ウォーキングなどの有酸素運動(1日30分、週3回以上)に加え、スクワットなどの筋トレを組み合わせると、筋肉での糖利用が効率化して肝臓の脂肪が落ちやすくなります。
  • こまめに動く:エスカレーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、日常の活動量を増やすだけでも効果があります。

生活習慣の改善を始めると、早ければ1〜2ヶ月で血液検査の数値(ALTなど)に改善が見られ始めます。

 

 

 

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