ストレスコーピングとは、ストレッサー(ストレスの原因)に対して、考え方や行動を変えることで心身への影響を減らし、うまく対処するセルフケア技術です。主に「問題解決」「感情の整理」「気分転換」の3つのアプローチで、ストレスを溜め込まず、その場に応じた対処法(レパートリー)を持つことが重要です。
アメリカの心理学者ラザルスによって提唱された「ストレス理論」が基礎となっています。単にストレスを解消するだけでなく、「今何が起きているか(認知)」を整理し、自分に合った「武器(対処法)」を増やすことが本質です。
さらに詳しい分類や、実践に役立つ「コーピングリスト」の作り方について解説します。
1. ストレスコーピングの詳しい分類
一般的に知られる3つの型を、さらに細分化するとより具体的な対策が見えてきます。
- 問題焦点型(原因に直接アタック)
- 問題解決型:仕事量を調整する、手順を見直す。
- 社会的支援探索型:専門家や周囲にアドバイスや協力を求める。
- 情動焦点型(心の内側を整える)
- 情動処理型:不安や怒りを紙に書く、誰かに話してスッキリさせる(カタルシス効果)。
- 認知的再評価型:出来事を別の角度から捉え直す(例:「失敗したが、良い経験になった」)。
- ストレス解消型(たまったものを出す)
- 気晴らし型:趣味、買い物、旅行など。
- リラクゼーション型:深呼吸、ヨガ、マッサージ、瞑想。
2. 実践のコツ:コーピングリストの作成
心理学的には、コーピングは「質より量」が重要だと言われています。対処法が1つしかないと、それが使えない状況(例:旅行が趣味だが金銭・時間がない)で詰まってしまうためです。
あらかじめ「コーピングリスト」を作っておくと、ストレスを感じたときに迷わず行動できます。
- 作り方のポイント
- 元気なときに書く:疲れているときは良いアイデアが浮かびません。
- 些細なことでOK:お金や時間がかからず、一人ですぐできるものを多く含めます。
- 100個を目指す:小さな「快」をたくさん集めます。
【リストの具体例】
- 0〜5分でできること:深呼吸、温かいお茶を飲む、お気に入りの香りを嗅ぐ、伸びをする。
- 場所を問わずできること:好きなアイドルの写真を眺める、帰りに買うスイーツを決める、推しの曲を1曲聴く。
- 行動を伴うこと:靴を磨く、スマホの不要な写真を消す、15分だけ散歩する、風呂に長めに浸かる。
3. ストレスを捉える「2段階の評価」
私たちは何かが起きたとき、無意識に以下の2ステップで評価を行っています。
- 1次評価:それは自分にとって有害か?(「やばい」「困った」と思う段階)
- 2次評価:自分はそれに対処できるか?(「解決できそうか」「助けを呼べるか」を判断する段階)
コーピングリストがあれば、2次評価の際に「自分にはこれだけの対処法があるから大丈夫」という自信(自己効力感)につながり、ストレス反応そのものを和らげることができます。
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