ビタミンについて

こんにちわ(^^♪

妊娠前の脂質や脂溶性ビタミン濃度と体外受精治療成績の関係

につての記事がございましたのでご紹介します。

脂質や脂溶性ビタミン、カロテノイドの成分の構成は、より規模の大きい検討が必要ではあるものの体外受精後の出産率に関連することがアメリカで実施された前向き研究で明らかになりました。


ニューヨーク州立大学アルバニー校の研究者らは、採卵時の血清中の脂質や脂溶性ビタミン、カロテノイドの濃度と治療成績の関係を検討すべく前向きコホート研究を実施しました。

160名のIVF女性患者の採卵時に脂質(リン脂質や総コレステロール、HDL、LDL、中性脂肪)や脂溶性栄養素(α-トコフェロール、δ-,トコフェロール、γ-トコフェロール、レチノール、βカロテン、αカロテン、βクリプロキサンチン、ルテイン、リコペン)の濃度を測定し、治療成績との関連を解析しました。

その結果、中性脂肪の1標準偏差の増加は中性脂肪濃度が平均であった女性に比べて生産率が46%低下(RR 0.54; 95% CI 0.33 to 0.90)する一方で、αトコフェリールの1標準偏差の増加はαトコフェロール濃度が平均であった女性に比べて生産率が61%増加する (RR 1.61; 95% CI 1.11 to 2.36).ことがわかりました。

また、βカロテンは非直線的に出産率と関連し、低いβカロテン濃度は低い出産率に高いβカロテン濃度は良好な出産率に関連しました。

これらのことから、さらなる検討が必要と考えられるけれども妊娠前の脂質や脂溶性栄養素の成分構成はその後の体外受精の治療成績に関連しました。

注釈

脂質や脂溶性栄養素は生殖機能においてさまざまな役割を担うことからART成績との関連が注目されています。

たとえば、HDLは排卵前の卵巣の卵胞にコレステロールを運び、ステロイドホルモン産生や抗炎症、抗酸化に関与し、LDLや中性脂肪は排卵後のホルモン合成や胚発育や胎児の成育に、それぞれ、関与していることが知られています。

これまで、脂肪酸や脂溶性栄養素単体とART成績との関連について調べられた研究はありましたが、脂質や脂溶性栄養素のとの関連は検討されていないことから今回の研究が実施されました。

脂質や脂溶性ビタミン、カロテノイドの成分構成において、出産率とビタミンEのαトコフェロールはポジティブに、中性脂肪はネガティブに関連するというデータが得られています。

さらなる検討が必要としながらも脂質や脂溶性栄養素の構成はART成績に関連すると結論づけています。

ビタミンD

こんにちわ(^^♪
ビタミンDについて記事が
ございましたので、ご紹介します。
 

『冬はビタミンD欠乏に注意』

ビタミンDが充足している女性は、ビタミンDが不足、欠乏してしている女性に比べて、体外受精の治療成績が良好であるという研究結果が発表されています(1)。

研究はイギリスのバーミンガム大学の研究者らによってこれまでの複数の研究で得られたデータを統合して、解析するメタアナリシスという方法で実施されたものです。

ビタミンDが妊娠や出産に深く関わっていることが、最近の多くの研究で明らかになっており、イギリスでは、昨年の夏から妊娠を計画している女性は葉酸だけでなく、ビタミンDもサプリメントで補充するように公的な機関が推奨するようになりました。

ビタミンDと体外受精の治療成績の関係については、これまで体内のビタミンD濃度が高い女性ほど治療成績が良好であるという研究もあれば、関係しないという研究もありました。そのため、今回のメタアナリシスが行われたわけです。

結果はビタミンDが充足している女性は不足したり、欠乏している女性に比べて出産や妊娠に至る確率が高かったというものでした。

ただし、解析の対象となった研究は、いずれも観察研究であり、相関関係は確かめられたものの、不足している女性がビタミンDを充足させると治療成績が改善されることが確かめられたわけではありません。

そのため、今後、そのことを確かめる研究が必要なのですが、ビタミンDは妊娠後の母子の健康、さらには、子どもの出生後の健康にも影響することがわかっているため、妊娠前からビタミンDを充足させておくに越したことはないと思います。

◇ビタミンDの体内濃度は季節で変動する

ビタミンDは、魚やキノコなどの食品から摂取しますが、体内で必要とされる量の多くは紫外線を浴びることで体内でつくられています。

そのため、紫外線を浴びる量、すなわち、日照時間によってビタミンDの体内濃度が変動し、夏に高く、冬に低くなることが知られています。

北九州のオフィスワーカー男性312名、女性217名を対象に7月と11月の血中のビタミンDのマーカーを測定した研究(2)があります。

それによると、平均値は7月が27.4ng/mlだったのに対して、11月は21.4ng/ml と低く、ビタミンD欠乏(20ng/ml未満)の割合が7月では9.3%だったのに対して、11月では46.7%と半分近くになっています。

また、日照時間は季節だけでなく、場所(緯度)によっても異なります。そのため、同じ日本に住んでいても南と北ではビタミンDの体内濃度が違うはずです。

1日に必要とされるビタミンDをつくるのに必要とされる日光浴の時間を札幌、つくば、那覇で7月と12月で比較した研究(3)があります。

それによると、両手と顔を露出した場合、7月の正午では那覇で2.9分、つくばで3.5分、札幌で4.6分だったのに対して、12月の正午では那覇で8分、つくばで22分、札幌で76分と北にいくほど夏と冬の差が大きくなっています。

このように、冬、特に北日本では、ビタミンD欠乏を意識的に回避する必要があると言えます。

◇食事と運動、サプリメント

これからの季節、ビタミンDの不足や欠乏回避になにができるのでしょうか。

北九州で行われた研究では魚介類や運動、タバコを吸わないことが、血中のビタミンDマーカーの高値と関連したと報告しています。

ビタミンDが豊富に含まれる食品は、魚やキノコ類です。また、意識して日光浴をするのも難しいと思うので、やはり、ウォーキング等の運動が現実的かもしれません。

ただし、女性の場合、季節を問わず日焼け止めクリームなどの紫外線対策を欠かさないという方も少なくないでしょうから、確実なのはサプリメントになるのかもしれません。

サプリメントを利用する場合は、ビタミンDは脂溶性のため摂取するタイミングが大切です。1日のうちで食事が最も多い食後が吸収効率がよいとされています(4)。

また、ビタミンDは脂溶性のため体内にとどまるためサプリメントを利用する場合は過剰摂取になるおそれがあるという意見がありますが、そもそも、サプリメントはビタミンD3で、ビタミンD3は肝臓で25(OH)Dで変換され、その後、腎臓で活性型ビタミンDである1,25(OH)Dに変換されますが、体内のビタミンD濃度によってそれらの変換率が厳格に調節されています。

そのため、ビタミンD3を摂取しても過剰になる心配はないというのが専門家の見解です。

もちろん、過剰の心配がなくても、充足していればサプリメントで補充する必要はありませんので、クリニックでマーカーである25(OH)Dを測定してもらい、不足(30ng/ml未満)や欠乏(20ng/ml未満)かどうかを確かめるのが確実です。

棗参宝

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棗参宝にはロバから阿膠(あきょう)を抽出する際にでるロバの骨より天然のビタミンD3を抽出し5μg配合しています。

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ビタミンDの1日推奨栄養所要量では19~50歳で15μg です。
棗参宝には天然のビタミンD3が1日の必要量の1/3配合されています。
是非ご参考下さいませ。!(^^)!

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松康泉は男性にもお勧めです!

最近話題の精子クロマチン構造検査を使った論文を見つけました。

『喫煙は運動能力の高い精子のDNAに損傷を与える』

Fertility and Sterility Advance online publication  

喫煙は運動能力の高い精子のDNAを損傷することが、スペインのバルセロナ大学の研究チームの試験で明らかになりました。
99人の精液を使って、スイムアップ法※による運動能力の高い精子の選別の前後に、喫煙者と非喫煙者の精子のDNAの断片化の程度を精子核クロマチン解析によって比較しました。

その結果、精子の選別前では喫煙者と非喫煙者の精子には違いがみられなかったのですが、運動能力の高い精子だけを選別した後では、喫煙者の精子は、非喫煙者のそれに比べて、DNAの断片化が顕著でした。

論文の著者は、喫煙の害によるDNAの損傷が運動能力の高い精子だけにみられることは、喫煙の男性の妊孕性への害が発見されないおそれがあると指摘しています。

※スイムアップ法
運動能力の高い精子を選別する方法の一種。培養液の中に精液をいれ、時間の経過とともに表面に泳いでくる精子を回収する。

喫煙は精子の数や運動率を低下させることは知られていますが、今回、喫煙は、運動能力の高い精子のDNAを損傷すると報告されました。

精液検査が良好でも喫煙による男性不妊が引き起こされている可能性があるということです。

運動能力の高い精子は、当然、卵子と受精する可能性が高いわけですから、タバコによってDNAの損傷を受けた精子による受精卵は、途中で成長を止めてしまう可能性が高くなります。

精液検査の結果にかかわらず、妊娠を希望する男性は禁煙するに越したことはないです。

また男性の精子は、毎日、新たにつくり続けられていますので、たとえば、治療のために精液を採取する前は、1日おきくらいの間隔で頻繁に射精したり、抗酸化サプリメント(松康泉)を摂取したりするとよいです。

英メンズクリニックでも松康泉は精子の酸化ストレスを軽減する為に患者様に服用して頂き良い結果が出ております。

精子の運動率、奇形率、精子量、精子濃度についてはショウキT-1をおススメし、精子のDNAの損傷については、松康泉をおススメしています。

 

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男性不妊

こんにちわ(^^)

近年、 男性の精子のDNAの損傷がよく話題になります。

今日は男性不妊と酸化ストレスのついてブログネタをお書きします。

『男性不妊と酸化ストレス』

男性不妊の7割以上は、原因が見当たらないけれども精子の数が少なかったり、精子の運動性能が悪かったりするというケースだとされています。そして、その多くで「酸化ストレス」が関与しているといわれています。

◎酸化ストレスとは酸化力と抗酸化力のバランスが酸化力のほうに傾いた状態

酸化とは、たとえば、リンゴを切ったままにしておくと色が変わったり、鉄が錆びついたり、 油が古くなると黒ずんだりするといった、空気中の酸素に触れ、反応することで起こる現象のことです。

体内で発生する「活性酸素」は、体(細胞)をさびつかせ(酸化させ)、さまざまな不調や病気の原因になります。

つまり、酸化の犯人は活性酸素です。

その一方で、私たちの体内には活性酸素を無毒化する働き(抗酸化作用)が備わっています。

その中心は抗酸化酵素で、その他に、ビタミンCやE、グルタチオン、コエンザイムQ10、ポリフェノールなどの抗酸化物質が、お互いに助け合って活性酸素の害から体を守る抗酸化ネットワークを張り巡らせています。

ところが、活性酸素が過剰に発生(下の左側)したり、もしくは、抗酸化力が低下(下の右側)したりして、酸化力が抗酸化力を上回った状態を「酸化ストレス」と言います。

つまり、酸化力と抗酸化力のバランスが酸化力のほうに傾いた状態が「酸化ストレス」なのです。

男性不妊の背景にある酸化ストレス

活性酸素の発生源は多岐に渡ります。そもそも、細胞内のミトコンドリアでエネルギーをつくる際に発生しています。その他、タバコや大量の飲酒、肥満、高血糖、偏った食生活、食品添加物などの生活面、また、精索静脈瘤、前立腺などの炎症、異常な精子からも活性酸素が大量に発生します。さらには、禁欲期間が長くなると酸化ストレスを受けやすくなります。

そして、DNAが傷つけられるとDNA損傷率が高くなり、受精率が低下したり、流産率が高くなったりします。また、細胞膜の脂質の酸化は細胞膜の柔軟性を低下させ、精子細胞のタンパク質の酸化もあわさって運動性能が悪くなってしまいます。

生活習慣の改善と抗酸化サプリメント(松康泉)で酸化力と抗酸化力のバランスを正常化する。

酸化ストレスのダメージから精子を守り、精子の質を高め、妊娠させる力を回復させるには、酸化ストレス状態を改善すること、酸化力と抗酸化力のバランスを正常化することです。

具体的には、生活習慣を見直し、活性酸素の過剰な発生を抑え、酸化力を低下させ、抗酸化サプリメントを摂取し、抗酸化力を高めるということです。

また、精索静脈瘤や前立腺炎などがないか、泌尿器科医の診察を受けておくことも大切です。

あくまで、「バランス」が大切です。

私は、カウンセリングで精子の運動率、奇形率、精子量、精子濃度についてはショウキT-1をおススメし、精子のDNAの損傷については、松康泉をおススメしています。

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