にんじんは、その鮮やかな色からもわかるように、特定の栄養素が非常に豊富に含まれています。中でも最も有名なのはβカロテンですが、それ以外にも私たちの健康をサポートする様々な成分を含んでいます。
β-カロテン|皮膚や粘膜の健康維持
にんじんは、緑黄色野菜の中でもβ-カロテンの含有量が突出して多いのが特徴です。
例えば成人女性の場合、にんじん約1本分でビタミンAの1日に推奨される摂取量をほぼ満たせます。
β-カロテンの性質や働きは以下のとおりです。
- 体内で必要に応じてビタミンAに変わる「プロビタミンA」の代表格。
- 脂溶性のため、油と一緒に摂取すると吸収率が高まる。
- 抗酸化作用があり、体内での活性酸素の影響を抑える。
- 皮膚や粘膜の健康維持を助け、バリア機能を保つ。
- 網膜の健康に関わり、夜間の視力維持など目の健康を支える。
食物繊維|良好な腸内環境のサポート
にんじんには、良好な腸内環境をサポートする食物繊維が含まれます。
カリウム|塩分の排出を助ける
にんじんに含まれるカリウムは、体内の過剰な塩分(ナトリウム)の排出を助けます。
これは、カリウムに細胞の浸透圧を適切に保つ働きがあるためです。
塩分を摂りすぎると体内に水分を溜め込みやすくなり、むくみを生じることがありますが、カリウムの働きは、こうしたむくみの対策に役立ちます。
葉酸|造血を助ける
にんじんには、ビタミンB群の一種である葉酸が含まれます。
にんじんには、β-カロテン、食物繊維、カリウム、葉酸などの栄養素が含まれます。
とくに突出して多いβ-カロテンには、抗酸化作用や、皮膚・粘膜・目の健康維持を助ける働きがあります。
β-カロテンは脂溶性のため、油との相性がよく、さらに加熱や細断で細胞壁が壊されると、成分が溶け出しやすくなり吸収率が高まります。
一方でビタミンCは少なめなため、パプリカやブロッコリー、果物などと組み合わせて補うとよいでしょう。
にんじんの栄養素の特徴を理解し、毎日の食事に役立ててみてはいかがでしょうか。
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