立秋
立秋(りっしゅう)は、二十四節気の第13番目で、暦の上で秋が始まる日を指します。2026年は8月7日がこの日にあたります。
夏の暑さがピークを迎える時期ですが、この日を境に季節の表現や挨拶が「夏」から「秋」へと変わる重要な節目です。
1. 意味と季節の変化
- 暦の上の秋:今日から立秋(8月7日頃)から白露(9月7日頃)の前日までが、暦の上の「初秋」となります。
- 時候の挨拶の変化:今日から手紙の挨拶が「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に変わります。
- 実際の気候:現代の気候では一年で最も暑い時期ですが、空を見上げると「いわし雲」が現れたり、夜に秋の虫が鳴き始めたりと、わずかな秋の兆しが見え始める時期でもあります。
2. 七十二候(しちじゅうにこう)
立秋の期間(約15日間)は、さらに自然の移り変わりを表す3つの季節(候)に分けられます。
| 期間(目安) |
候の名前 |
意味・自然の様子 |
| 初候(8/7〜8/11頃) |
涼風至(すずかぜいたる) |
涼しい秋の風が初めて吹き始める頃。 |
| 次候(8/12〜8/16頃) |
寒蝉鳴(ひぐらしなく) |
晩夏を告げるヒグラシが鳴き始める頃。 |
| 末候(8/17〜8/22頃) |
蒙霧升降(ふかききりまとう) |
朝夕にひんやりとした深い霧が立ち込める頃。 |
3. おすすめの過ごし方と食べ物
暑い夏を乗り切り、体調を崩しやすい秋の初めに備えるための習慣があります。
- 残暑見舞いを出す:お盆(8月15日)を過ぎてから、遅くとも8月中に届くように送るのがマナーです。
- 旬の食べ物で養生:体を潤し、夏の疲れを癒す食材を食べるのがおすすめです。
- 桃・スイカ:体にこもった熱を逃がし、水分を補給します。
- ナス・カボチャ:夏から秋にかけて旬を迎える野菜で、胃腸を整えます。
- そうめん・うどん:食欲がない時でも食べやすく、立秋の行事食としても親しまれています。
秋バテ
立秋を過ぎるこれからの時期は、夏の疲れがドッと出る「秋バテ」と、季節特有の「乾燥」への対策が最も重要になります。
暦の上では秋ですが、実際には年間で最も暑い時期です。しかし、朝晩の寒暖差や冷房による冷えの蓄積によって、知らぬ間に自律神経が乱れやすくなっています。健康を保つために、以下の3つのポイントを意識してください。
1. 胃腸の冷え対策(「秋バテ」の予防)
夏の間、冷たい飲み物やアイス、そうめんなどを多く摂っていた人は、胃腸の機能が低下しています。
- 温かいものを一品プラス:お盆を過ぎる頃から、徐々に冷たい飲食物を控え、温かいスープや味噌汁、ハーブティーなどを飲むようにしましょう。
- 疲労回復の栄養素を摂る:豚肉やうなぎに豊富なビタミンB1(糖質をエネルギーに変える)や、魚介類(イカ・タコ・シジミなど)に含まれるタウリン(自律神経を整える)を意識して摂取してください。
2. 体の「内側」と「外側」の乾燥対策
東洋医学では、秋は「肺(呼吸器系)」がダメージを受けやすい季節とされています。空気の乾燥が始まる前に、体へ潤いを補給することが大切です。
- 「白い食材」で内側から潤す:れんこん、大根、長芋、白ごま、梨、豆腐などは、喉や肌の乾燥を防ぐ効果があります。
- スキンケアの切り替え:紫外線ダメージを受けた肌は水分を失いやすくなっています。秋本番になる前から、保湿を念入りに行いましょう。
3. 自律神経を整える生活習慣
日中の猛暑と朝晩の涼しさの「寒暖差」に体がついていかなくなると、だるさや睡眠の質の低下を招きます。
- シャワーで済ませず湯船に浸かる:38〜40度前後のぬるめのお湯に15分ほどゆっくり浸かることで、体の芯を温め、副交感神経を優位にして良質な睡眠につながります。
- 羽織るもので体温調節:外出時の冷房対策や、夜間・早朝の涼しさに対応できるよう、薄手のカーディガンやストールを持ち歩く習慣をつけましょう。
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