節分とは?
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節分の意味
節分とは「邪気を払って無病息災を願う行事」のことで、立春の前日に行われる行事です。
昔の人々は「季節の変わり目は邪気が入り込む」と考えていたので、季節の変わり目に邪気を追い払って一年の幸福を願う行事として行われてきました。江戸時代までは春が一年の始まりとされていたので、一年を締めくくる大晦日のような意味合いもあったようです。
多くの家庭では、節分の日に豆まきを行い、「鬼は外、福は内」と唱えて鬼を追い払います。
節分はいつ?
現在では立春の前日を指す節分ですが、本来は年に4回あったのをご存知ですか?
節分とは文字通り、季「節」の「分」かれ目を意味します。当初、節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日にそれぞれ行われていましたが、先の通り、次第に立春の前日が特に大切にされるようになりました。これは、立春が一年の始まりと考えられていたためです。
また、節分は2月3日と覚えている方も多いかもしれませんが、実は必ずしも2月3日であるとは限りません。
立春は毎年2月4日頃に訪れるため、その前日の2月3日が節分にあたることが多いのですが、2021年は1897年(明治30年)以来124年ぶりに2月2日が立春になったことで話題となりました。
節分の由来と歴史
節分の由来
節分の起源は古代中国に遡ります。
中国では、「追儺(ついな)」という儀式が行われ、鬼を追い払うために邪気を祓う行事でした。この追儺が日本に伝わり、節分として定着しました。
ちなみに現在は中国では節分行事は行われておらず、その他の国でも行われておりません。節分は日本独自の習慣のようです。
そして日本では今でも「節分追儺式」が行われているお寺がいくつかあります。
東京だと、港区にある「増上寺」で、毎年の節分にあわせて「節分追儺式」が開催されているようなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本における節分の歴史
節分の由来でもある中国から日本へ伝わった追儺ですが、日本では主に平安時代に行われており、身分の高い貴族が桃の弓と葦の矢を持って鬼を追い払う宮中行事でした。
そしてその宮中行事が一般民衆にも広まり、徐々に庶民の間でも節分の儀式が行われるようになりました。
現代では家庭や地域で行われる豆まきが一般的でありますが、先ほどの「節分追儺式」などの神社やお寺での豆まきイベント、子ども向けの節分祭りなどその形式も多様化しています。
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